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第21日:今年の目玉衣装

October 21, 2018

 いよいよ祭前日になりました。

 祭に先立ち、10月10日に今年、新調された装束のお披露目の記者発表が行われました。今日は、そのお披露目された衣装を紹介したいと思います。



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Photo by 立命館大学時代祭応援プロジェクト


 まず、紹介するのが維新志士列の久坂玄瑞(家紋の書かれているもの)と吉村寅太郎の具足です。

 具足は共に約50年ぶりに新調されました。何が変わったのかというと、サイズが以前より大きくなりました。装束を身にまとう人が日本人の食生活の変化により大きくなったため、以前の胴など具足がきついとのことで変わりました。##

 次に紹介するのは、藤原公卿参朝列の武官の装束です。新調されたのは、「表袴」「平緒」「単」「袍」なのですが、行列を遠目で見たときに一番わかりやすいのは「袍」がわかりやすいと思います。

 袍とは、装束の一番外側の黒い部分のことで、洋服でいうとコートのようなものです。この衣装は、裏地にまで細かく刺繍が施されていて、細部までの再現にこだわっている時代祭の特徴ではないかと思いました。

 最後に紹介するのが、前列の迦陵頻伽(かりょうびんが)(朱色っぽい方)・胡蝶(こちょう)の「袍」です。袴は、昨年新調されました。ですが、昨年は時代祭が中止となったため、行列でお披露目されるのは今年がはじめてということになります。

 どちらも、袍の色が違うだけではないかと思われるかもしれませんが、間近でみると全く異なるものであることがわかります。胡蝶は名前の通り蝶をイメージした衣装であり、迦陵頻伽は、上半身が人下半身を鳥とした想像上の生き物になっています。

 以上が、今年新調された注目の祭具です。このほかにも、新調がおこなわれておりすべて合わせて93点のものが行われました。是非、行列をみて紹介した装束を探してみて下さい。

 最後になりますが、沿道でみるだけだとあまり装束の細かい部分は見えないかもしれません。ですが、時代祭の注目ポイントは偉人ではなく、装束です。今年の時代祭では、それを意識して見ていただければ嬉しいです。

 ミニコラム「今年の補修点数は少ない?」

 今年の、祭具の補修点数は、21点と新調されたものの半分以下の数しかなく非常に少ないです。どうしてかというと、昨年台風の為中止になってしまったので今年は、壊れてしまったものが少なかったからです。少なかった分新調するのに予算を回すことができたということで、新調品が多くなっています。


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