第3日:平安講社第八社虫干し

October 3, 2018

 皆さん、虫干しとはどのようなものかご存知ですか?時代祭では例年、夏頃に行われる行事です。季節の変わり目に衣服に風を通し、虫に食べられることを防ぐ重要な習慣です。この虫干しで京都の誕生日である10月22日に開催される時代祭への関係者の方々のボルテージが高まりはじめます。今回は、行列の先頭で鼓笛を奏でる平安講社第八社維新勤王隊列の虫干しのお話です。

 虫干しは朝早くから始まります。平安講社第八社の皆様は集まって、改修されたばかりレンガ造りの収蔵庫からきびきびと衣装や道具を取り出します。衣装を天日干しにしていきますが、暑い中での作業なので汗だくです。一旦箱から出していくと日に浴びせるため、時間をおいてまた裏返します。



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Photo by 立命館大学時代祭応援プロジェクト


 平安講社第八社の皆様が受け持つ維新勤王隊列は、凛々しい軍服姿です。隊士服は一着数万円し、それがなんと90着近くあります。汚れ、箱をあけ、しっかりと一人分の衣装が揃っているかを確認します。この虫干しは平安講社第八社の皆様はご自分で行なっていらっしゃいますが、室町時代や平安時代などを担当される講社様は衣装を保管してくださっている六撰会の方がこの虫干しも行なってくださっています。

 虫干しに参加された方にお話を伺うと、「毎年準備など大変だけれど、京都の大通りの真ん中を注目されて歩く機会など普通はできないので誇らしい気分になる」とおっしゃっていました。また、隊列に参列される方で学生時代から社会人になった現在も続けていらっしゃり20年以上参加されている方もいらっしゃいました。「この祭を次の世代に引き継いでいけるようにしたい」と意気込みを語ってくださいました。隊士服は汚れ、ほつれなどがあっても直し代々大事に受け継がれているのだと感じることができました。


#平安講社 #虫干し #装束