第4日:時代祭の装束を守り続ける「思い」とは

October 4, 2018

 先日私たちは、平安講社第八社の装束を守り続けている松下装束店の松下ひろ子さんを取材しました。その中で、松下装束店さんの装束を「継承」していくという熱い思いに触れることができました。

 
〜松下装束店 400年の歴史と共に〜

 松下装束店は、京都新町通三条にある装束店で、江戸時代より続いており、旧内務省指定店として神社へ謹衲されています。時代祭には開催当初から関わっており、現在も装束の修繕を請け負ってくださっています。



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Photo by 立命館大学時代祭応援プロジェクト


 〜時代祭との1年〜

 10月…時代祭が終わると、片付けとともにどの装束を修復すべきかチェックされ、修復の申請がされる

 年明けから翌年2月頃…修復の依頼がされ、修繕していく

 時代祭の直前…納品され、記者発表がされる

 10月…時代祭

 このサイクルが毎年続いているそうです。長い時間をかけて、大切に装束が修繕されていることがわかります。

 
〜時代祭にかける「思い」〜

 新しく作り上げるのではなく、現存のものを残し、それをそのまま「継承」する。この思いが一番大切であると松下さんはおっしゃいました。さらに、継承する上で「何を変えて何を変えないか」を吟味することが大切だともおっしゃっていました。時代にフィットすべく、変えたり妥協したりしないとできないことも多いためだそうです。時代祭においても、他の3大祭りに比べて新しいとはいえ、長く続いている行事であり、社会の移り変わりがとても早い現代において、それに適応した開催方法、開催までの準備から後片付けまでをプランニングしなければならなりません。「継承」を実現するには変革も厭わない、そういう強い思いが伝わるインタビューになりました。

 
参考

  松下装束店 社歴 (http://oozz.jp/kg.html)


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